この記事では、僕の推しであり、世界中から注目を浴びているCardano・ADAについて解説します。
魅力たっぷりのプロジェクトですので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。
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コンテンツ
Cardano・ADAとは?
Cardanoは、2015年にカルダノ財団が設立されてスタートした、有望な暗号資産プロジェクトです。
アメリカの数学者、チャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏によって創立され、次世代のブロックチェーンプラットフォームとして期待されています。
チャールズ・ホスキンソン氏が大阪に住んでいた時にプロジェクトが開始したため、日本発祥の暗号資産プロジェクトとも言えます。
また、チャールズ・ホスキンソン氏は、Ethereumの共同創設者の一人としても知られています。
Cardanoは高いセキュリティとスケーラビリティを備え、持続可能な分散型アプリケーション(DApps)の開発を目指しています。
金融、Defi、エンタープライズなど様々な領域での活用が期待されており、アフリカでも金融包摂など、実世界の問題解決に貢献することを目指しています。
ADAは、ブロックチェーンプラットフォームであるCardanoで使用される通貨です。
Binanceをはじめとする世界の主要取引所で購入することが可能です。
ADAを保有することで、ステーキング報酬を得たり、Cardanoエコシステムの投票に参加して、自分の意見を表明することができます。
ADA概要
まずADAの概要を確認します。
シンボル | ADA |
発行上限枚数 | 45,000,000,000枚 |
時価総額ランキング(2021/11/02時点) | 5位 |
購入可能な主な取引所 | Bitpoint
|
公式サイト | https://cardano.org/ |
ADAは、ここ数年常に暗号資産時価総額ランキングで10位以内をキープしており、安定感のある非常に珍しい暗号資産です。
またADAは、発行上限枚数が450億枚と決まっているため、ETHなどのように追加で無限発行することが仕組み上できない構造となっています。
Cardano・ADAの特徴
次にCardano・ADAの特徴を見ていきます。
- 環境に優しい「PoS(Proof of Stake)」を採用している
- ロックなしのステーキングで報酬が得られる
- 学術的なアプローチと形式手法を採用している
- 送金手数料が安い
- 送金速度が速い
- スマートコントラクトが実装されている
- 国レベルでの採用が進んでいる
- ネイティブトークンが発行可能
- 開発しやすい環境が整っている
- ADAホルダーには、投票権が与えられている
- まだ開発半ばである
ざっと挙げただけでもこれだけあります。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
環境に優しい「PoS(Proof of Stake)」を採用している
SDGsが意識されているように、世界では環境への配慮に重点が置かれ始めました。
にもかかわらず、Bitcoinなどの通貨では、環境に大きく負荷のかかる「PoW(Proof of Work)」が採用されています。
チャールズ・ホスキンソン氏によると、Bitcoinがマイニングで消費するエネルギーが115.85テラワットであるのに対し、Cardanoは6ギガワットのみの消費に留めることができ、実に0.01%以下のエネルギー消費に抑えられる計算になります。
※ちなみにBitcoinのエネルギー消費量は、小国並みだそうです。
PoWは、スーパーコンピューターを何台も用意して、難しい計算をコンピューターにさせる必要があるため、エネルギー消費量が膨大になります。
対して、Cardanoが採用している「PoS(Proof of Stake)」では、合意形成の仕組みを用いることで、スーパーコンピューターを使用する必要もなく、省エネを実現しています。
ロックなしのステーキングで報酬が得られる
ADAをステーキングすることでADAホルダーは報酬を得ることができます。
年率は4%前後とされています。
他の通貨では、通貨をステーキングプールなどに預けてステーキングするかと思いますが、ADAは、通貨自体を預けることはしません。
ステーキングする権利をステーキングプールに委任することでステーキング報酬を受け取ります。
通貨は、いつでも自分のウォレット内にあるので、盗難のリスクはありませんし、いつでも出金可能でロック期間などはありません。
また、現在は年率4%前後ですが、ADAの普及が拡がり、トランザクション数が大幅に増加すれば、より多くの報酬を受け取れる可能性もあります。
リスクを最小限に抑えてステーキング報酬を得ることができるので、ADAホルダーの方は、ぜひステーキングに挑戦してみることをお勧めします。
ADAを取引所でステーキングすることはあまりお勧めできません。(取引所倒産のリスク、分散化促進の観点から)
日本にもステークプールを運営されている方(SPO:ステークプールオペレーター)はたくさんいらっしゃいますので、ご自身でステークプールを選定して委任されるのが賢明かと思います。
学術的なアプローチと形式手法を採用している
Cardanoの設計は、厳密に検証され、セキュリティと拡張性が重視されています。
そのためCardanoで開発されているソースコードは、専門家による査読を受け、学術的な安全性が保障されています。
Cardanoは、Ouroborosと呼ばれる独自で開発したプルーフオブステークアルゴリズムを採用し、持続的なネットワークセキュリティを確保しています。
Ethereumなどでは、言葉は悪いですが、付け焼刃で開発し(もちろんテストはしてるはずですが)、問題が起きれば修正するという開発方法を取っています。
ただ、この方法では、本番環境でバグが起きることをほぼ許容しているようなもので、仮に致命的なバグがあった場合、最悪ユーザーが資金を失うことに繋がります。
もちろん、競争の激しいブロックチェーン業界において、開発スピードは重要です。
Cardanoの手法は、時間がかかりすぎると批判されたのも事実です。
ですが、ユーザーの大切な資金を扱うプラットフォームを開発しているのですから、時間がかかるのは当然ですし、慎重に開発をするのは当たり前のことだと思います。
また、Cardanoのプラットフォームは汎用性を考えて綿密に設計されています。
Ethereumでは、Ethereum2.0にアップグレードするためにいろいろと問題が発生しているようですが、Cardanoでは様々なことを事前に想定して設計しているので、このような問題が起こる可能性は極めて低いです。
送金手数料が安い・送金速度が速い
ADAはBTCやETHと比較して、送金手数料が安く、送金速度が速いのが特徴です。
最近は、ETHの送金手数料(ガス代)の高騰が激しく、送金するだけで数千円や数万円分のETHが必要となることも珍しくありません。
対してADAはADA自体の値上がりもあり、以前よりは手数料が上がりましたが、それでも数十円程度です。
さらに、ADAホルダーの投票で将来的に手数料を変更することも可能で、先のことを見越して設計されているプロジェクトです。
また、ADAよりも手数料が安い通貨も存在しますが、安すぎても問題が発生します。
以前SOLANAという暗号資産プロジェクトでトランザクションを大量に送られサーバーがダウンするという事件がありました。
つまり、手数料が安すぎると、トランザクションを大量に送ることが可能となるので、悪意ある人によって攻撃される可能性があるということです。
Cardanoは、そのような点も考慮して設計されており、チャールズ・ホスキンソン氏の先見性には驚かされます。
スマートコントラクトが実装されている
スマートコントラクトとは、契約の検証や実行をあらかじめプログラムしておくことで、人間の裁量を挟まず、自動的に契約を履行できるようにした仕組みです。
Cardanoは、長い間「スマートコントラクトが実装されていない」と非難されていましたが、日本時間2021/09/13に待望のスマートコントラクトがCardanoプラットフォームに実装されました。
これにより、Ethereumと同等の機能(DEXやdAppsなど)を有することが可能となり、同じ土俵に立てたと言えるでしょう。
現在進行形で改良、改善が進んでおり、Cardanoのスマートコントラクトを活用したアプリ等も数多く開発されています。
国レベルでの採用が進んでいる
Cardanoの優位性は、国レベルでの採用が進んでいる点にもあります。
チャールズ・ホスキンソン氏は、特にアフリカ地域に目を向けており、既にエチオピアやブルンジなどで政府も関わるプロジェクトを進めています。
中でもエチオピアは、既に学生500万人がプラットフォーム上に乗ることが決まっており、かなり大きなプロジェクトとして期待されています。
ネイティブトークンが発行可能
Cardanoプラットフォーム上では、イーサリアムのようにトークンを発行することができます。
イーサリアムでトークンを発行するには、スマートコントラクトを使用する必要があるため、複雑性が増し、コストがかかります。
対してCardanoのネイティブトークン(CNT)はスマートコントラクトを必要としないので、コストが低く抑えられ、バグも発生しにくいという特徴があります。
開発しやすい環境が整っている
Cardanoでは、Plutusと呼ばれる、Haskellを基にした言語を使用して開発されます。
PlutusはCardanoが開発した言語なので、一般的に使われていませんが、KEVM(イーサリアムで開発していた開発資産をCardano上に移植できる)やIELE(Javascriptなど一般的な言語を使いCardano上で開発できる)などを用意することにより、Plutusを使うことができない開発者がCardano上で開発できるよう、門戸を開いています。
これにより、世界中の多くの開発者がCardanoに参戦できるようになりました。
さらに現在は、PAB(Plutus Application Backend)と呼ばれるバックエンドサービスの開発が進められています。
PABは、dAppsの開発を行いやすくすることを目的としており、メインチェーンにリリースされれば、dAppsの開発が劇的に早くなると期待されています。
ADAホルダーには、投票権が与えられている
Cardanoコミュニティは、透明性とガバナンスを重要視しています。
ADAを保有するホルダーには、Catalystと呼ばれる投票に参加する権利が与えられ、エコシステムの意思決定に関与することができます。
Catalystとは、Cardanoエコシステムをよりよくするための提案制度のようなイメージです。
誰もが提案を行うことができ、ホルダーによる投票の結果、提案が通ると、それを実現するための開発費用が割り当てられます。
また、投票に参加したホルダーには、少額のADAが配布されます。
Cardanoエコシステムの発展のため、ぜひ参加しましょう。
まだ開発半ばである
Cardanoは、まだ開発途中の未完成のプラットフォームです。
今現在も日々開発が進められています。
注目されている開発の一例をご紹介します。
Hydra
Hydraは、Cardanoのスケーラビリティを劇的に押し上げるアップデートになります。
スケーラビリティとは、システムやネットワークなどが、規模や利用不可などの増大に対応できる度合のことを言います。
スマートコントラクトの実装が実現し、DeFiによるトランザクションの大幅な増加が予想されるため、このHydraの実装は非常に重要です。
Hydraが実装されることで、イーサリアムで大きな問題になっている、送金詰まりを起こさないプラットフォームへと成長します。
Mithril
Mithrilは、Cardanoのウォレットに関して、「軽量化」「高速性」「セキュリティ」を両立させることを期待されるアップデートです。
Cardanoのメインウォレットとして利用している方の多い、Daedalusウォレットですが、チェーンの同期にかなりの時間を要してしまうのが難点でした。
しかし、Mithrilが実装されることで、これまでの堅牢なセキュリティはそのままに、劇的に軽量化が期待されます。
今後の展望
スマートコントラクトの実装や、アフリカ進出に向けて大きな一歩を踏み出すなど、2021年に大きな成長を遂げたCardanoですが、2022年はさらに大きな成長が期待されます。
2021/12/28時点で、9月に実装されたスマートコントラクトを使って、dAppsの開発が非常に盛んに行われています。
2022年には、その開発中のdAppsが一気に世に出ることになるので、Cardanoエコシステムは大きな成長が見込まれています。
その代表的なプロジェクトが【SundaeSwap】です。
SundaeSwapは分散型取引所(DEX)で、バイナンスチェーンで言うPancakeSwapのような存在になると期待されています。
その他にも数えきれないほどのプロジェクトがリリースを控えています。
大いに期待をしてもよいのでは?と確信しています。
まとめ
暗号資産プロジェクトCardanoについてご紹介しました。
Cardanoは、まだ未完成のブロックチェーンプラットフォームですが、アフリカの国々との提携が進むなど、魅力たっぷりのプロジェクトです。
きっと今の世界が抱える問題点を解決に導くプラットフォームになると期待しています。
これから劇的にCardanoエコシステムは拡大していくことが予想されますので、応援しながら見守っていきましょう。
ADAは、Bitpointで取引できます。口座開設はこちらから↓