Bitcoin

【特報】テキサス州が正式に「ビットコイン準備金制度」を導入!

戦略的ビットコイン準備金

国家がビットコインを備蓄する時代へ

~アメリカ全体に広がる“デジタル金準備”という新潮流~

かつて「ビットコインは通貨に非ず」とまで言われた時代は過去のもの。今、アメリカ政府と州政府が公式にビットコインを準備金として保有する時代へと突入しています。

中でも、テキサス州は2025年6月に、SB21(戦略的ビットコイン準備金法案)へアボット州知事が正式署名し、ビットコインの保有を州法に定めた、アメリカでニューハンプシャー州、アリゾナ州に続く3番目の州となりました。

この記事では、アメリカ全体の動きとテキサス州の最新動向をわかりやすく整理し、その背景・目的・今後の展望までを詳しく解説します。

🇺🇸 連邦政府によるビットコイン準備金制度(SBR)

2025年3月、トランプ前大統領が発令した大統領令により、米国財務省が押収ビットコインを戦略的準備資産として保有する「Strategic Bitcoin Reserve(SBR)」制度が開始されました。

制度のポイント

  • 対象は押収資産(約20万BTC)
  • 売却を停止し、保有継続へ方針転換
  • 財務省管理のもと、国家資産として記帳
  • 「デジタル資産ストックパイル」も併設

この動きは、「ドル以外の価値保存手段」としてビットコインを国家レベルで認めたものであり、アメリカがデジタル資産のリーダーシップを狙っていることを示唆しています。

🏛️ テキサス州:州独自の「ビットコイン準備金制度」を法制化

SB21:州版ビットコイン準備金制度の柱

  • 正式名称:Strategic Bitcoin Reserve Act
  • 目的:州の長期資産保全・多様化
  • 管理機関:テキサス州会計検査官(Comptroller)
  • 資金源:税収、寄付、運用益など

この法案は、2025年5月下旬に議会を通過し、アボット州知事が6月22日(日本時間)に正式署名。これにより、SB21は法律として確定・発効しました。

重要ポイント

テキサス州が「州法として」ビットコインを保有できることが明文化されたのは全米で3番目。これにより、テキサス州はアメリカ内でも先進的な「ビットコイン・フレンドリー州」として注目されています。ニューハンプシャー州の後追いにはなりますが、構造・規模において特筆すべきと言えます。

HB4488:準備金の恒久保護もセットで整備

SB21と同時期に成立したHB4488により、ビットコイン準備金が「州予算の使い回し」に使われないよう、法的に恒久的な保護が付けられました。

  • 準備金は州一般予算とは別会計
  • 会計年度の繰越・積立が可能
  • 州議会でも勝手に使えない枠組みを形成

これにより、テキサス州の準備金は一過性ではなく、中長期的な価値保存資産として機能していくことになります。

🌐 他州・世界への波及効果は?

他の州の動き

州名 状況
アリゾナ州 ビットコイン保有だけでなく、ビットコイン準備金法案が再審議
フロリダ州 州機関での支払い受取対応を模索中

世界の動き

国名 状況
エルサルバドル ビットコインを法定通貨とし、国家準備金として保有中
ブータン王国 中央銀行主導で暗号資産準備金を形成中
UAE 石油収益の一部でBTCを保有検討

🔍 今後の課題と注目点

課題 解説
価格のボラティリティ 国・州の資産としては変動が大きすぎるリスク
会計処理 GAAPや政府会計基準との整合が必要
技術的保管 コールドウォレット管理・監査体制など技術的ハードルも

📝 まとめ:ビットコインは金に並ぶ準備資産となるのか?

今回のテキサス州の動きは、アメリカにおいて「ビットコイン=投機資産」から「制度的価値保存手段」へと格上げされたことを象徴しています。

連邦政府・州政府がともに制度整備に乗り出したことで、今後は他州や他国にもこの動きが波及する可能性が高まります。

アメリカ発の“ビットコイン準備金時代”は、いよいよ本格的に幕を開けました。

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Shota
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2017年末から暗号資産に投資してます。 ビットコインを始め、アルトコインについても情報発信していきますので、よろしくお願いします。