ビットコインは「デジタルゴールド」とも呼ばれ、
2025年現在、MicroStrategyを筆頭に、
本記事では、
企業のビットコイン戦略を知ることは、
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世界の上場企業によるビットコイン保有トップ10(保有枚数)
CoinGecko等のデータによれば、2025年6月現在、
ランク | 企業名 | 保有BTC | 割合 (総供給量約2,100万BTCに占める割合) |
1 | MicroStrategy(旧ストラテジー) | 576,230 | 約2.7 % |
2 | Marathon Digital Holdings | 46,374 | 約0.22 % |
3 | Riot Platforms(Riot) | 18,692 | 約0.089 % |
4 | Galaxy Digital Holdings | 15,449 | 約0.074 % |
5 | Tesla, Inc. | 11,509 | 約0.055 % |
6 | Metaplanet Inc. | 11,111 | 約0.053 % |
7 | Hut 8 Mining Corp | 10,237 | 約0.049 % |
8 | Block Inc. | 8,485 | 約0.040 % |
9 | Coinbase Global, Inc. | 6,885 | 約0.033 % |
10 | CleanSpark Inc. | 6,154 | 約0.029 % |
なお、世界の公開企業は61社で合計675,008 BTC、
日本の上場企業によるビットコイン保有状況
日本国内で保有額を公表している上場企業は現時点で7社にとどま
-
メタプラネット株式会社(証券コード:3350)
- 保有量:11,111 BTC(最新追加で11,
111BTCに)〜12,345 BTC程度との報告もあり - 時価換算:約172.6億円(購入総額約1564億円)
- コメント:2027年末までに21万BTC保有を目指す「
555ミリオン計画」を公表。世界でも注目される“ 日本版マイクロストラテジー”に位置付けられています。
- 保有量:11,111 BTC(最新追加で11,
-
ネクソン株式会社(3659)
- 保有量:1,717 BTC(2021年に約1億ドル投入)
- コメント:事業規模が大きく、
保有割合は少ないため株価への影響は限定的です。
-
リミックスポイント(3825)
- 保有量:約758 BTC(2025年6月時点)
- コメント:ビットポイントの運営歴があり、今後も累計1,
000BTCを目指す意向です。
-
ANAPホールディングス(3189)
- 保有量:102.9 BTC(2025年5月末追加取得分含む)
- コメント:増資をビットコインで実施するなど、
独自のアプローチを行っています。
-
その他:SBCメディカルグループ(66 BTC)、
バリュークリエイション(約30 BTC)、 AIフュージョンキャピタル(約25 BTC)。
傾向と分析
世界全体の動向
- 公開上場企業の多くが財務戦略としてビットコイン保有に注力して
おり、特に米MicroStrategyは全供給量の約2.7% を握るレバレッジ型トレジャリー企業の代表格となっています。 - 合計保有量は70万BTCを超え、全供給量の約3%
が企業帳簿に記録されています。
日本企業の特徴
- 日本ではメタプラネットが突出し、すでに世界上位6位につけるレベルに。
TeslaやCoinbaseも凌ぐ結果に。 - 他の日本企業もゲーム・エネルギー・
アパレルなど多様な業種から参入し、 企業資産の一部として戦略的にBTCを取り込む動きが広がってい ます。
リスクも存在
- スタンダードチャータード銀行のレポートでは「
平均購入価格を22%以上下回ると、強制売却のリスクがある」 と警告されており、 価格変動リスクが企業にも重くのしかかる構造となっています。
まとめ
- 世界では、
MicroStrategyをはじめとする大手が数十万BTCを 保有。合計70万BTC超が企業資産となっており、 全供給量の3%に相当します。 - 日本では、メタプラネットが11,000〜12,
000BTCの保有で世界トップ10入り。そのほかネクソン、 リミックスポイント、ANAPなど多様な企業が保有に参入。 - 今後は、メタプラネットの「555ミリオン計画」などに続き、
企業のビットコイン戦略がますます注目されるフェーズに入ってい ます。ただし、価格下落時の財務リスクにも警戒が必要です。