Web3.0

RWA(現実資産トークン化)とは?仕組みと注目事例をわかりやすく解説

現実資産トークン化

近年、DeFi(分散型金融)だけでなく、より現実世界と接続したWeb3.0のユースケースが注目を集めています。その代表例が「RWA(Real World Assets)=現実資産のトークン化」です。

この記事では、RWAの概要、仕組み、メリット・デメリット、そして実際に進行している注目の事例をわかりやすく解説します。

RWA(現実資産トークン化)とは?

RWAとは「Real World Assets」の略で、不動産・株式・債券・金・美術品などの現実世界の資産をブロックチェーン上でトークン化することを指します。

たとえば、1棟の不動産を1000個のトークンに分割し、投資家がそれを購入・取引できるようにすれば、これまで高額で流動性が低かった資産に新たな可能性が生まれます

なぜRWAが注目されているのか?

✅ 分割所有が可能

高額な不動産や美術品でも、小口のトークンとして販売可能になり、投資のハードルが下がります。

✅ 流動性の向上

従来の資産よりも流動性が高く、24時間取引可能なマーケットでの売買が可能になります。

✅ グローバルアクセス

地理的制約がなく、誰でも世界中の資産にアクセスできるようになります。

RWAの仕組み

  1. 資産の評価・管理
    不動産などの現物資産の価値を評価し、信頼性ある管理主体が保持。
  2. トークン発行
    ブロックチェーン上にスマートコントラクトを用いて資産の所有権を表すトークンを発行。
  3. 販売・流通
    マーケットプレイスやDeFiプラットフォームでユーザーが売買可能。
  4. 権利の連携
    トークンの保有者に対し、配当や利用料収入などが支払われるモデルも。

実際の活用事例

MakerDAO × アメリカ国債

DeFiの老舗MakerDAOは、RWAを担保にしてDAI(ステーブルコイン)を発行する取り組みを進めており、米国債などの現実資産をDeFiに組み込む試みをしています。

Ondo Finance(米国)

Ondoは、米国債や社債をトークン化し、DeFi上で利回り商品として提供。個人投資家が実質的に米国債へ投資できる手段を提供しています。

スイスの不動産トークン化(BrickMarkなど)

スイスのスタートアップBrickMarkは、不動産ビルの権利をトークン化し、イーサリアム上で販売。少額からヨーロッパの不動産に投資できるようになりました。

日本の三井物産 × LayerX

三井物産はLayerXと共同で、不動産やインフラ資産をブロックチェーン上でデジタル証券化するプロジェクトを推進中。RWAの日本国内での実用化を目指しています。

RWAの課題と今後の展望

● 法規制とコンプライアンス

国によっては、証券法に該当する可能性があり、厳格な規制が必要です。

● 信頼性の担保

オフチェーン資産の管理者に依存する部分があり、トラストレスな完全分散には限界があります。

● 橋渡しのインフラ整備

オフチェーン資産とオンチェーン技術を結ぶインフラがまだ発展途上です。

まとめ

RWAは、ブロックチェーンと現実世界をつなぐ強力な橋渡し技術です。これから金融の在り方を根本から変えていく可能性を秘めています。今後は、規制整備や実務的な課題がクリアされていくことで、より広範な資産がブロックチェーン上で流通する時代がやってくるでしょう。

ABOUT ME
Shota
Shota
2017年末から暗号資産に投資してます。 ビットコインを始め、アルトコインについても情報発信していきますので、よろしくお願いします。