Bitcoin

【初心者向け】ビットコインの半減期(ハーヴィング)とは?仕組み・影響・歴史を徹底解説!

ビットコイン

今回は暗号資産(仮想通貨)に関心のある方なら一度は耳にしたことがある「ビットコインの半減期(ハーヴィング)」について、初心者の方にもわかりやすく解説します。

「半減期って何?」「価格にどう影響するの?」「いつ起きるの?」という疑問に答えながら、これまでの歴史や今後の展望も含めて詳しく見ていきましょう。

半減期(ハーヴィング)とは?

ビットコインの半減期(Halving)とは、マイニングによって新たに発行されるビットコインの報酬が半分になるイベントのことを指します。

なぜ半減期があるのか?

ビットコインの供給量は、最大で2100万枚と決まっており、無制限に発行されることはありません。これはインフレを防ぎ、通貨の価値を安定させるための仕組みです。

その一環として、約4年ごと(210,000ブロックごと)に1回、マイナーへの報酬が半分になる仕組みが設けられています。これが「半減期」です。

半減期が起きるとどうなる?

半減期は、ビットコインの経済に大きな影響を与えます。以下にその影響をまとめます。

マイナーへの報酬が減る

たとえば、2020年5月の半減期では、1ブロックあたり12.5BTC → 6.25BTCに減少しました。報酬が減ると、マイニング事業者の収益も減るため、効率の悪いマイナーは撤退する可能性があります。

ビットコインの供給スピードが落ちる

新規発行されるBTCが減ることで、市場に出回る供給量が抑制されることになります。これは「希少性」を高め、価格が上昇する要因になることがあります。

投資家心理への影響

半減期は過去に価格上昇とリンクすることが多かったため、投資家たちが「買い」のタイミングと捉えることがあります。この心理的な要素も価格に影響を与えます。

過去の半減期と価格変動の歴史

以下はこれまでの半減期とその前後の価格推移の概要です。

半減期 日付 ブロック報酬 半減前価格 半減後1年の価格
第1回 2012年11月 50BTC → 25BTC 約12ドル 約1,000ドル
第2回 2016年7月 25BTC → 12.5BTC 約650ドル 約2,500ドル〜最高2万ドル(2017年末)
第3回 2020年5月 12.5BTC → 6.25BTC 約8,700ドル 約64,000ドル(2021年4月)
第4回 2024年4月 6.25BTC → 3.125BTC 約29,000ドル ※今後の動向に注目

※価格はおおよその参考値です。

今後の半減期はいつ?

今後の半減期は以下のように予想されています(ブロック生成速度により多少のズレがあります)

  • 第5回半減期:2028年頃(報酬3.125BTC → 1.5625BTC)

ビットコインの最後の新規発行は2140年頃とされており、それ以降は取引手数料のみがマイナーの収益となります。

半減期の注意点とリスク

半減期があっても必ず価格が上がるとは限らない

過去には価格上昇と半減期がリンクしていたものの、将来も同じパターンになるとは限りません。すでに多くの投資家が半減期を織り込んでいる可能性もあるからです。

マイナーの撤退リスク

報酬減によりネットワークのハッシュレートが一時的に下がることがあり、これはセキュリティの低下につながる恐れもあります。

まとめ

  • ビットコインの半減期とは、マイニング報酬が約4年ごとに半分になる仕組み。
  • 供給量が抑えられることで価格上昇の期待が高まる。
  • 過去の半減期では価格が大きく上昇する傾向があった。
  • ただし将来的な価格動向を保証するものではない。

ビットコインを投資対象として考えている方は、半減期の意味やその影響を正しく理解することがとても大切です。今後の半減期や市場動向に注目しながら、冷静に判断していきましょう!

ABOUT ME
Shota
Shota
2017年末から暗号資産に投資してます。 ビットコインを始め、アルトコインについても情報発信していきますので、よろしくお願いします。