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暗号資産のレンディングとは?仕組み・メリット・リスクを徹底解説!

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近年、暗号資産(仮想通貨)を「保有するだけ」ではなく、「運用して増やす」手法として注目を集めているのが「暗号資産レンディング(貸し出し)」です。この記事では、レンディングの仕組み、主なサービス、メリット・デメリット、そして利用時の注意点をわかりやすく解説します。

暗号資産レンディングとは?

暗号資産レンディングとは、自分が保有している暗号資産を他人(個人または企業)に貸し出すことで、利息(利子)を受け取るサービスです。銀行にお金を預けることで利息を得る「預金」のようなイメージですが、こちらは「暗号資産」が対象です。

貸し出す相手は、主に以下のような存在です。

  • 暗号資産取引所(例:Binance、Bybit、Bitgetなど)
  • DeFi(分散型金融)プラットフォーム(例:Aave、Compound)
  • 中央集権型レンディング業者(例:Nexo、BlockFi)

仕組み

  • 貸し手(ユーザー)

暗号資産をプラットフォームに預け入れる。

  • 借り手(トレーダー・企業など)

プラットフォームを通じて担保を差し出し、暗号資産を借りる。

  • 利息の支払い

借り手は一定期間ごとに利息を支払い、その一部が貸し手(ユーザー)に分配される。

メリット

  • 保有しているだけの資産を活用できる

価格変動に関係なく、利息で資産を増やすことができます。

  • 高利回りの運用が可能

伝統的な銀行の預金金利(年0.001%など)に比べ、年利3~10%前後と高利回りを狙えるケースも。

  • 手間が少ない

一度預ければ、あとは自動で利息が入る仕組みになっていることが多く、初心者にも始めやすいです。

リスク・デメリット

  • 元本保証がない

価格変動に加えて、貸し出した資産が返ってこない可能性もあります。

  • 信用リスク(カウンターパーティリスク)

レンディング先の倒産や不正、ハッキングなどによって資産を失う可能性があります。

  • 出金制限・ロックアップ期間

一定期間資産がロックされることがあり、途中で引き出せないケースも。

  • 規制リスク

各国の金融当局による規制が強化されると、サービスが停止される可能性もあります。

主なレンディングサービス

サービス名 タイプ 特徴
Binance Earn 取引所型 ロック期間の選択可能・利回りが比較的高い
Bybit Earn 取引所型 柔軟性があり、短期間でも運用可能
Aave DeFi型 自分で運用先を選べるが、手動操作が必要
Nexo 中央集権型 銘柄が多く、カードなど他サービスも豊富

利用時の注意点

  • 利用するプラットフォームの信頼性・実績を確認しましょう。
  • 利回りだけでなく、貸し出し期間や通貨ペアにも注意。
  • 複数のサービスに分散投資することでリスクを軽減。
  • 出金条件や手数料など細かなルールを事前に確認しましょう。

まとめ:リスクとリターンを理解した上で賢く活用を!

暗号資産のレンディングは、現物を保有するだけよりも収益機会を広げる魅力的な手段です。しかし、その裏には価格変動リスクや信用リスクも存在します。しっかりと仕組みを理解した上で、信頼できるプラットフォームを選び、リスクを分散しながら賢く活用していきましょう。

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Shota
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2017年末から暗号資産に投資してます。 ビットコインを始め、アルトコインについても情報発信していきますので、よろしくお願いします。